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第2節: 特別な動き

成駒、駒取りなどの特別なルールを学習します

将棋の特別ルールについて

将棋には他のボードゲームにはない、独特な特別ルールがいくつかあります。これらのルールを理解することで、将棋の面白さが大幅に広がります。

特に『成り』と『持ち駒の使用』は将棋の最大の特徴であり、これらを理解しないと本格的な将棋を楽しむことはできません。

一つ一つじっくりと学んでいきましょう。最初は難しく感じるかもしれませんが、実際に使ってみると意外と簡単です。

成り - 駒がパワーアップする特別システム

ハイライトは先手・後手それぞれの成りゾーン(相手側3段)を示しています。
成銀

成れる駒は、敵陣(相手側の3段)に入る・出る・中で動くと『成る』ことができます。成ると駒の動きが大幅にパワーアップします。

成るか成らないかは自由に選択できます。ただし、歩・香は1段目、桂馬は1・2段目で必ず成らなければなりません。

一般的には成った方が有利なことが多いですが、時には成らない方が良い場合もあります。例えば、桂馬の特殊な動きを活かしたい場合などです。

成駒の一覧:歩→と金、香→成香、桂→成桂、銀→成銀(すべて金将と同じ動き)、飛→龍王、角→龍馬。

成りによる戦力向上は非常に大きく、特に歩のと金は『金に等しい』働きをするため、積極的に成り込みを狙いましょう。

持ち駒システム - 将棋の最大の特徴

相手の駒を取ると、その駒は『持ち駒』として自分の手元に来ます。これが将棋の最大の特徴であり、他のボードゲームにはない独特なシステムです。

持ち駒は自分の手番で、盤上の空いているマスに『打つ』ことができます。これを『駒を打つ』といいます。

持ち駒は非常に強力な戦術的武器です。特に王将への攻撃、守備の補強、相手の攻撃の阻止など、様々な場面で威力を発揮します。

持ち駒をいつ打つかのタイミングが勝敗を分けることもあります。急いで打たずに、最も効果的なタイミングを見極めましょう。

持ち駒を打つ時は、成った状態ではなく、元の駒の状態で打たれます。例えば、龍王を取った場合でも、打つ時は飛車として打たれます。

持ち駒を打つ時の制約事項

ハイライトのマスは二歩になるため、歩を打てない位置の例です。

二歩の禁止:同じ筋(縦の列)に、自分の歩兵を2枚以上置くことはできません。これは歩兵を打つ時の重要なルールです。

打ち歩詰めの禁止:歩兵を打って直接詰みにすることはできません。ただし、盤上の歩を進めて詰みにするのは問題ありません。

動けない位置への禁止:歩、香、桂馬は、打った後に動けない位置には打てません。例えば歩を相手の一番奥に打つことはできません。

特別ルールを上手に使うコツ

成りのタイミング:迫られていない時は、成らない選択も考えてみましょう。特に桂馬の特殊な動きを活かしたい場合は有効です。

持ち駒の活用:持ち駒は『いつでも使える切り札』です。急いで使わず、最も効果的なタイミングを待ちましょう。

攻守バランス:持ち駒は攻撃にも守備にも使えます。相手の攻撃を受けている時は守備を優先し、有利な時は攻撃に使いましょう。