センターコントロール

中央の4つのマス（e4, e5, d4, d5）をコントロールすることが中央支配の基本です。

中央をコントロールすることで、駒の活動範囲が広がり、戦略的な選択肢が増えます。

中央のコントロールは、ポーンと駒の両方で行うことが重要です。

ポーンセンターは、中央にポーンを配置して物理的に中央を占領する戦略です。

ピースセンターは、駒で中央をコントロールし、ポーンの進出は控える戦略です。

この盤面では、白がe4ポーンが黒のe5ポーンと中央で対峙し、白ビショップ（c4）と白ナイト（f3）がピースセンター戦略で中央をコントロールし、黒ナイト（f6）が応戦している状況です。白が柔軟性を保ちながら中央をコントロールし、どちらの戦略も有効であることを示しています。

センターポーンの進歩は、スペースアドバンテージと駒の活性化をもたらします。

しかし、進みすぎたポーンは弱点になる可能性もあります。

この盤面では、白のd5ポーンが進歩して中央で大きなスペースを占め、黒ポーン（d6, e6）と黒のe5ポーンを圧迫している状況です。白クイーン（d3）がポーンをサポートし、白がスペースアドバンテージを得ていますが、適切なタイミングでの進歩としっかりしたサポートが重要です。

ハイパーモダン戦略では、初期は中央占領を避け、フィアンケット展開（g6にポーン、Bg7にビショップ、またはb6にポーン、Bb7にビショップ）を行います。

相手に中央を占領させてから、側面から攻撃して中央を破壊します。

この盤面では、黒がフィアンケット展開（g6にポーン、Bg7にビショップ）で白の中央ポーン（d4, e4）に間接的に圧力をかけ、白ナイト（c3）が中央をサポートしている状況です。黒がハイパーモダン戦略で柔軟性を保ち、キングズ・インディアン・ディフェンス、グリュンフェルド・ディフェンスなどの代表例に続く可能性があります。